コーチング

ビジネスコーチングの導入を成功させる3つのポイント

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ビジネスコーチングを一言で言えば、「ビジネス向けのコーチング」です。コーチングは教育や医療、スポーツなど、さまざまな分野で活用されていますが、その中でも、ビジネスに特化したのがビジネスコーチングです。

ビジネスで求められるもの……それは、「成果の最大化」ではないでしょうか。「成果」には、次のようなものがあるでしょう。

  • 事業収益
  • チーム力
  • マネジメント力

しかし、ビジネスコーチングを導入しても、なかなか成果が上がらない、逆に、職場がギスギスし、人間関係が悪くなって、全体のパフォーマンスが落ちてしまった会社もあるようです。たとえば、筆者の知人の会社では、ビジネスコーチングを導入することによって、部長クラスの社員が退職に追い込まれたそうです(参考:なぜ上司は退職に追い込まれたのか――コーチングで起きた悲劇)。

では、ビジネスコーチングの導入を成功させるためには何が必要なのでしょうか。

ビジネスコーチングを導入してもうまく行かないパターン

「会社にビジネスコーチングを導入する」と考えたときに、一般的には、制度設計からはじめることが多いでしょう。

制度設計とは……

  • 対象は誰で
  • 月何回の契約で
  • 金額はいくらか

のようなイメージです。

一方、コーチングの対象は「人」です。「人」は、感情で動く生き物です。そのため、「制度」から入ってしまうと、コーチングを受ける人の「義務感」「やらされ感」につながり、コーチングの効果を最大化できません。

ビジネスコーチングの導入を成功させる3つのポイント

では、ビジネスコーチングの導入を成功させるためには、どのようにすればいいのでしょうか。

制度よりも人に目を向ける

これまで、コーチングは、人材育成のための「ツール」や「スキル」という位置づけられてきました。その結果、「コーチングを導入すれば、やる気がでる」のように、「コーチング」という手法や制度に目が向けられていました。

一方、コーチングの本来の目的は、「一人ひとりの可能性を最大限に引き出すこと」です。そういう意味では、「ビジネスコーチングを導入する」ではなく、「社員一人ひとりが楽しく、幸せに働ける環境を作る」そのための、一つの道具である……のように、視点を、制度から人に向けるといいでしょう。

トップからはじめる

ビジネスコーチングをはじめるなら、トップからはじめることを勧めます。なぜなら、経営者自身がコーチングによって、ストレスを軽減できたり、頭の中が整理できたり、ビジネスに必要な新しい解決策が見いだせたり、ビジョンを描けたりすれば、コーチングの意味や価値が分かるからです(参考:経営者の課題解決にコーチングが役立つ5つの理由)。

もし、ビジネスコーチングの企画を人事や総務などの部署が立てていて、経営者に進言するのが難しい場合は、担当部署の人から始めるのがいいでしょう。

希望する人にしぼる

「上層部全員」のように、制度化して強いるよりも、希望者からはじめるといいでしょう。

新しい制度を導入するとき、一般的に、社員は「また、よく分からないことはじめるらしいよ」「面倒臭くならなければいいけどね」のように、構えて捉えがちです。また、「本当はやりたくないけど、会社命令だから……」のような「やらされ感」があると、思考がうまく働かず、コーチングの効果が半減してしまいます。

コーチングは「頭を柔らかくして思考する」ことです。希望者からはじめれば、前向きに取り組んでくれるでしょう。まずは小さく初めて、効果を感じられたら、少しずつ広めていくといいでしょう。体験者の意見を共有することからはじめてもいいかもしれません。

まとめ

会社にビジネスコーチングを導入するポイントについてまとめました。

会社に制度を導入する場合、「どのような制度にするか」という、制度設計からはじめてしまいがちです。

しかし、ビジネスコーチングの対象は「人」です。人は、感情で動く生き物です。

どうしたら、人はうれしいか、楽しいか、やる気が出るか……制度よりも、「人」にフォーカスしていくことが、ビジネスコーチングの導入を成功させるポイントです。一人ひとりの仕事に向き合う前向きな姿勢が、マネジメント力となり、チーム力となり、その結果が、事業へとつながっていくのです。

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