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ビジネスシーンで役立つカウンセリングスキル

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ビジネスシーンでも役立つカウンセリングのスキル

カウンセラーを目指しているAさんから、「カウンセリングの勉強をしたいのだけれど何から始めたらいいか分からない」という質問を受けました。

Aさんは、あることがきっかけでカウンセリングを受けたのだそうです。その体験がAさんのこころを安定させてくれ、よりよい方向に動き出すきっかけになったことから、「私も人の役に立てることがしたい」と思うようになり、カウンセリングの勉強を始めたいと思っているのだそうです。

筆者はコーチングから勉強をはじめたタイプですが、人は、いつもポジティブなわけではありません。時には落ち込むこともあれば、凹むこともあります。特に近年ではビジネスパーソンのメンタルヘルスケアがさかんに言われていますね。

プロのカウンセラーにならなくても、働きやすい職場を作ったり、お客さまの悩みや課題に寄り添ったりする際、カウンセリングの勉強はとても役立ちます。

カウンセリングを勉強するときに立ちはだかる「2つの壁」

Aさんは、「カウンセリングを勉強するためにはどうしたらいいのだろう?」と思い、ご自身でいろいろ調べてみたそうです。その結果、2つの壁にぶつかりました。

  1. どの講座も非常に高額なこと
  2. さまざまなやり方や団体があって何から始めたらいいのか分からないこと

Aさんのお話を詳しく伺うと、「お金は確かに高額だけれど、本当に必要なら準備できる。しかし、さまざまなやり方や団体があるので、それが自分の目指しているところに役立つのかが分からない」とのことでした。

「勉強はしてみたい。けれども、その価値がよく分からないためにウン十万円の投資はできない」……と思い悩むのは当然のことでしょう。

20140609

学ぶなら、十分吟味・納得してから

さまざまな団体が、さまざまなやり方を、さまざまな形で提供しています。なかにはかなり高額なものもあります。学ぶなら、十分吟味・納得してでも遅くありません。

「早く何かを始めなきゃ……」と焦る気持ちもあるかもしれませんが、本を読んだり、関連する人のブログを読んだりすることも立派な行動です。多くの情報に触れることによって見えてくるものもあるでしょう。

また、講座を開催している多くの団体は無料で体験講座を開催しています。機会があれば参加してみるのもよいでしょう。価格や資格よりも、「この先生なら信頼できる」「この先生のいうことはしっくりくる」というのが、もっとも大切な判断基準です。

意識すれば日常でも学べる

「カウンセリング」というと、何か特別なイメージがあるかもしれませんが、私たち自身が、時に凹んだり、悩んだり、困ったりしたときに「誰かに話を聞いてほしい」と思うことがあるように、職場や友人との関係など、カウンセリングは日常のコミュニケーションの延長にあります。お客様の悩みや課題を聞く仕事も、カウンセリングそのものです。

特別な「やり方」に固執しなくても、「相手に寄り添う」「相手の話を聞く」「問いかけて話を聞きだす」というような、私たちの日常にある会話を少し意識的に行うだけでも勉強になります。

「あれ?○○さんの様子がいつもとちょっと違うな。よし、今日はいつもより意識的に話を聞いてみよう」

このような関わりから始めることもできます。

実際、最初に学ぶカウンセリングの技法の多くは、日常の会話を意識的に行うものがほとんどです。本を読んで学んだことを、日常の中で実践してみることから始めてもいいでしょう。

そして、「○○の辺りをもう少し極めてみたい」と思ったら、それを学べばいいのです。

自分でできるところから勉強するために

とはいえ、実際には「何から学んだらいいかよく分からない」というのが実情でしょう。スキル的な面では、次のようなステップで勉強を始めるとよいのではないかと思います。

  1. 観察する
  2. 信頼関係を築く
  3. 話を聞く
  4. 問いかける
  5. 相手をよりよい姿にリードする

詳しい内容は、次回以降、順を追って説明していきましょう。

上に書いたステップは、『イラッとしたときのあたまとこころの整理術―仕事に負けない自分の作り方 (ベストセレクト 829) 』でも触れています。よかったらご覧ください。

イラッとしたときのあたまとこころの整理術―仕事に負けない自分の作り方 (ベストセレクト 829)

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