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管理職のコミュニケーション能力を高める「解決志向型」とは?

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近年、ビジネスシーンでは、コミュニケーションの大切さがよく言われます。

コミュニケーションには、「意志や感情、思考を伝達し合うこと」という意味があります(参考:コミュニケーションとは?)。そのため、「コミュニケーション能力を高める」ためには、「伝達し合う能力(スキル)を高めることが大切」だと考える方が多いようです。

実は、コミュニケーション能力を高めるためには、「伝達し合う能力」以上に「視点」が大切なのをご存じですか。「どんな視点で関わるか」によって、相手の意識をネガティブにも、ポジティブにもすることになります。

特に、チームを「望ましい未来」に導く管理職には大切な視点です。

そこで、この記事では、コミュニケーション能力を高めるために大切な「視点」についてみていきます。

相手の意識を左右する「視点」二つのタイプ

コミュニケーションを行う上で、「視点」には「原因追求型」と「解決志向型」の二つのタイプがあります。

何らかのトラブルが起こったとき、「原因追求型」のタイプの人は、「過去」に目を向けます。そして、「何が原因?」「どうして失敗したの?」「何がいけなかったの?」のように、「問題やその原因」に目を向けます。

一方、「解決志向型」のタイプの人は、「未来」に目を向けます。そして、「この問題を解決するには何が必要だろう?」「どんな状態が理想だろう?」「望ましい未来を手に入れるためにはどうすればできるだろう?」のように、「問題が解決できたイメージ」や「問題解決に必要なリソース」に目を向けます。

「視点」はモチベーションに影響を与える

「視点」は相手のモチベーションにも影響を与えます。

「原因追求型」は、「失敗」や「問題やその原因」に意識が向くため、モチベーションが下がります。また、必要以上に追求されると、追い込まれている印象が残り、人間関係も悪くしがちです。

一方、「解決志向型」は、「望ましい未来」に意識が向くため、モチベーションが上がります。また、「何をすればいいか」が明確になるため、行動にもつながりやすくなります。

もちろん、原因追及が大切なシーンもあるでしょう。けれども、優れたリーダーは間違いなく解決志向型です。最初は問題の原因に目を向けることがあったとしても、最後には問題の解決に意識を向けたいものです。

コミュニケーション能力を高めるために意識したい三つのこと

次の点を意識すると、解決志向型のコミュニケーション能力を高めることができます。ポイントは、「過去」よりも「未来」に目を向けることです。

「なぜ?」よりも「どうすれば?」を使う

何らかのトラブルが起こったときは、「なぜ?」よりも、「どうすれば?」という質問を使うことを意識しましょう。

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例えば、仕事でのミスが多い部下に問題を解決してほしいなら、「なんでお前はいつもミスばかりするの?」よりも、「どうすればこのミスを改善できるだろう?」「この教訓をどう生かせばいいだろう?」のようにすると、解決志向になります。

「問題点を指摘する」よりも「よりよくするポイント」を伝える

アドバイスをするときは、「問題点を指摘する」よりも「よりよくするポイント」を伝えましょう。

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例えば、仕事でのミスが多い部下に問題を解決してほしいなら、「○○が問題だから○○しなさい」よりも、「さらに○○するともっとよくなるよ」のようにすると、解決志向になります。「問題点を指摘する」というよりも、「現状に対して何かを加えて、さらによくする」というイメージです。

「すべき」よりも「したい」を使う

仕事を指示したり、自分の考えを話したりするときは、「すべき」よりも「したい」を使いましょう。

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例えば、仕事でのミスが多い部下に問題を解決してほしいなら、「○○しなければいけません」よりも、「○○していきましょう」のようにすると、解決志向になります。「○○しなければなりません」は外的な動機づけであるのに対し、「○○していきましょう」は未来に対する内的な動機づけになります。

管理職はチームを「未来」にリードする仕事

コミュニケーション能力を高めるために大切な「視点」についてみてきました。

管理職は、チームを「未来」にリードする仕事です。けれども、日々の仕事ではさまざまなトラブルもつきものです。

トラブルが起こったとき、つい、相手を責めたくなりますが、原因追求型では相手の思考を問題の範囲にとどめてしまいます。

そういうときこそ、望ましい未来に目を向けて、解決志向型のコミュニケーションで、チームを未来にリードしていきたいものです。

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