仕事の捉え方

「ぶら下がり社員」状態に「このままではまずい!」と思ったら?

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20140809

 

「ぶら下がり社員」は最近の話?

ITmediaさんで筆者が連載させていただいているコラム、ボクの不安が「働く力」に変わるときの編集を担当して下さっている上口翔子さんが書かれた記事、辞めません、でも頑張りません――「新・ぶら下がり社員」から2年、彼らはどうなった?を拝読しました。

筆者も30歳ごろは「管理職にはなりたくない」と思っていたので、過去の自分と重ねながら読みました。

一部を引用します。

「辞めません。でも、頑張りません」という言葉の通りで、言われたことはやります。指示されたことは本当にきちんとする。しかしそれ以上のこと、例えば自分の仕事においても、求められる以上のことをやろうとしない人のことを「新・ぶら下がり社員」と呼んでいます。

「アリの食料の8割は、2割のアリが集めてくる」「売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している」といった経験則(2:8の法則)があるように、「ぶらさがり社員」という言葉はさておき、このような話は今に始まったわけではなく、以前からあったのだろうと思います。

救うべきは「このままではまずい」と思っているタイプ

「ぶらさがり社員」にも、自らそれを望んでいるタイプと、そうではないタイプがいます。ここで取り上げたいのは、ご自身のことを「ぶら下がり社員」と自覚しながらも、「このままではまずい」と思っているタイプです。

なぜなら、「このままではまずい」と思っているということは、本当は、どこかしらで「もっと充実した気持ちで働きたい」と思っている証拠だからです。

この記事の中で、上口さんは、次のように言っています。

仕事の満足度をどこに置くかという話に関連すると思うのですが、よく上の人から「最近の若者はお金に執着がない」と言われるんです。実際、私自身も仕事の自己内利益をすごく意識していて、お給料が少なくても自分が楽しいとか満足していればいいじゃん、というのがあるんですね。

このようなお話に、「もっとお金に執着したほうがいいのではないか」「もっと目的意識を持ったほうがいいのではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は筆者も、「自己内利益を追求すればいいのではないか」と考えています。

自己内利益を追求してみる

「自己内利益」とは、「仕事の中で感じるうれしさや楽しさ」のことです。

実際、著者も「自己内利益」をかなり意識しています。もちろん、「お金が欲しい」という気持ちもありますが、まずは、自分が楽しいと感じられることをやる。楽しいから一生懸命やるし、継続する。その結果、周りから評価されて、結果的にお金が入ってくる……つまり、お金は、「自己内利益を追求した結果」という考え方です。

だからといって、「好きなことだけをやる。嫌いなことはしない」という短絡的なことを言いたいわけではもちろんありません。仕事の中には「やらなければならないこと」もあります。「お金のために」ということも実際にはあるでしょう。

けれどももし、今、「ぶら下がり社員」を選択せざるを得ない状況にあって、それでも、「なんとかしなきゃ」と思っているのなら、まずは、仕事の中に感じられるうれしさや楽しさを少しずつ取り戻してみるのはどうかな?と思っています。

そのために、「自己内利益」……つまり、「自分が何に楽しいと感じるのかを観察してみる」のです。

そして、「自分は○○のときに楽しさを感じるのだな」「やっぱり、仕事は楽しいほうがいいな」と思えてきたら、それに関することを仕事の中で見つけて、はじめてみてはどうかな?と思っています。

楽しいのがいいか、楽しくないのがいいか、どちらかを選ぶとしたら?

筆者は「ぶらさがり社員」を超えて、仕事が嫌で嫌で仕方がなかった時期があります。そういう時期は、仕事を「楽しい」なんて思えませんでしたし、そういう言葉にイラッとした時期もありました。

けれども、「楽しいのがいいか、楽しくないのがいいか、どちらかを選びなさい」と言われたら楽しいほうがいいので(というより、当時は「早くこの状態から抜け出したくて」というほうが正しいです)、会社の外に行って勉強したり、社外の人と話したりする中で、少しずつ「仕事って楽しくてもいいのかも」と思えてきました。

もしあなたが、「ぶらさがり社員は嫌だな」と思っていたら、自分の内面に目を向けて、「自分は何が楽しいと感じるか?」を探してみてください。

そこから見えてくるものが、きっとあるはずです。

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